おなじみの睡眠薬のそれぞれの特徴

デパス

田辺三菱製薬から販売されている睡眠薬「デパス」の紹介です。
デパスの主成分は「エチゾラム」です。その成分量の違いにより「デパス錠0.5mg」と「デパス錠1mg」と「デパス細粒1%」があります。

 

デパスの特徴・効能

  • 作用時間で分類すると短時間型です。
  • 睡眠薬としての効果はおよそ6時間で消失します。
  • 穏やかな鎮静作用があります。
  • また不安や意欲低下を治してくれる抗不安作用があります。
  • そのほか筋肉をやわらかくして緊張をほぐし、催眠作用や抗うつ作用もあります。

デパスの副作用

  • 倦怠感や眠気、口やのどが渇いたり、吐き気をもよおしたり、発疹が出たりすることがあります。
  • まれに重い過敏症が起こることがあります。
  • 重大な副作用としてあげられるのが抗精神病薬との併用にあります。
  • 併用により横紋筋融解症や筋の強度ひきつりや間質性肺炎、嚥下困難、発汗や発熱、肝障害などを起こすことがあります。
  • 長期間大量に服用し続けると依存性がでてきます。デパスを飲まないと眠れなくなってしまうのです。

デパスを服用する際の注意点

  • 勝手に服用をやめたり量を増やしたりすると症状がでるおそれがありますから、医師の指示通り服用していれば大丈夫です。
  • 高齢者に対して特にふらつきや歩行障害などの副作用が心配なため、量は少なめに処方されます。
  • もちろんアルコールとの併用も避けます。睡眠薬の効果が強くでてしまいます。
  • 睡眠薬を服用期間中は起きてからも眠くなることがあるため車の運転を避けて、危険な作業も避けます。