おなじみの睡眠薬のそれぞれの特徴

ハルシオン

 

代表的な睡眠薬として「ハルシオン」があります。「ハルシオン」は医師の処方がなければ入手できません。もちろんインターネット上の通販などで購入することも、薬局で購入することもできません。

 

「ハルシオン」の有効成分は「トリアゾラム」です。
  • ハルシオンにはその成分量によって「ハルシオン0.125mg」と「ハルシオン0.25mg」錠があります。
  • 製造販売元はファイザー製薬です。
  • 不眠症と麻酔前投薬に効果があります。
  • 脳に直接作用して、鎮静作用と催眠作用をもたらします。
  • 筋肉弛緩作用もあるために麻酔前に使われることがあります。
  • 作用時間で分類すると超短時間型になります。
  • ハルシオンの効果は2時間~4時間で消失します。
  • 服用は就床前にします。

副作用

ハルシオンを服用すると、服用したあとにもうろう状態になったり、夢遊症状がでたり、睡眠中の記憶がない健忘症状がでたりすることがあります。

  1. 呼吸抑制がでることもあるので、呼吸機能が低下している人には使用できません。
  2. 肝炎や肝機能障害がでたり、黄疸がでたりする副作用もあります。
  3. そのほか、ふらつきや倦怠感、反射機能の低下、動悸、耳鳴りなどの症状があります。
  4. イトラコナゾールなどの抗真菌剤と併用すると成分である「トリアゾラム」の作用が効きすぎてしまうので併用を避けましょう。
  5. またマクロライド系の抗生物質やシメチジンなども併用すると「トリアゾラム」の作用が増強してしまうので避けましょう。

睡眠薬の服用中はアルコールを避けましょう。